コダマする書棚 第4回 アーサー・ビナード

shiroku2009-04-22


日本の名詩、英語でおどる

日本の名詩、英語でおどる


「コダマする書棚」という展示が恵比寿の日本合唱センター資料室で行われているらしい、しかも、詩人のアーサー・ビナードさんによる何からしい、という情報を得て、行ってきました。

http://www.jcanet.or.jp/center/index.html

たまたまきのうポスターを見かけ、きょうの夕方までだったので、とてもあわてました。

でも、間に合ってよかった。大収穫でした!

展示は4つのキーワードとともに、音楽にまつわるアーサー・ビナードさんの詩や文章が紹介されていて、しかも朗読も聴けるというもの。

第1詩集「釣り上げては」のなかの「鼻歌」という銭湯の詩もあって、朗読もあって、ファンとしてはうれしかったです。

写真は、アーサーさんの「本番」という詩にも出てくるゼンマイ。
ゼンマイのとぐろを巻いた部分が、弦楽器のかたちを連想させます。

資料室のTさんがとても親切にしてくださったので、また足を運びたくなりました。

たくさんの資料が並んでいるところ、すてきな展示がしてあるところなら、どこへでも行きます。

☆「日本の名詩、英語でおどる」は、ほんとうにすばらしい本です!有名なあんな詩こんな詩が、英語になっています。

第6回日本酒蔵元サミットへ行ってきました!

shiroku2009-04-19


はじめてこんなイベントに参加をしました!
http://park22.wakwak.com/~maruju/event

横浜赤レンガ倉庫のまわりは、たくさんの花の絨毯。

ぽかぽか陽気で春らしい気分のなか、日本酒を飲んできました。

会場に一歩入ると、マイ猪口、マイ枡などをもった酒通の皆さんがいて、話すことばもよくわからないし(笑)、混んでいるしどうしようという気持ちでしたが、すぐにおいしい酒のありそうなほうへ身体が、勝手に、動き出します。

こどものためのお酒入門 (よりみちパン!セ)

こどものためのお酒入門 (よりみちパン!セ)


【お酒入門】

山同敦子著「こどものためのお酒入門」という本を読んで、事前に日本酒を勉強しました。

理論社から出ている、「よりみちパン!セ」というYA向けのシリーズは、とてもおもしろいものが多いのですが、この本もたのしいです(アフィリエイトで下のほうに自動的に選ばれた本が出ると思いますが、このシリーズのけっこうすごいのが並んじゃうかもしれないという予感)。

日本酒って、弥生時代は「口噛み法」という方法で作られていたらしいんです。

噛んで甘くなった米をペッペッと吐いて、それを容れ物にためておく、そしてそこに空気中に漂っている天然酵母が入って自然にアルコール発酵するのを待ち、お酒にするという原始的な方法です。ちなみに当時、噛む役には、結婚していない若くて美しい女性が選ばれていたとか。

知らなかった!

さらにこの本のおもしろいところは、いろんな種類のお酒を作るひとの仕事を紹介し、インタビューをしているところです。

日本酒のページで登場するのは、秋田県横手市「浅舞酒造」の杜氏、森谷康市さん。森谷さんはこんなことをおっしゃっています。

日本酒は「なにぬねの」のお酒。
なごむ、
にこやか、
ぬくもり、
ねむる、
のんびり……

まとめると、にこやかにぬくもりながらなごみつつのんびりねむる、酒?ということに、なる?……ねむってしまうのだけは困りますね。ねむれる、のほうがいいのかも。

【秋田の日本酒】

この本を読んで、すっかり浅舞酒造に興味を持ったわたしは、今回のこのサミットに、浅舞酒造も参加していないかな〜と淡い期待を抱いていたのですが、残念ながら探せませんでした。

その分、秋田の5種類のお酒を手始めに。

(株)斎弥酒造店 由利正宗 → おいしい

秋田酒類製造(株) 高清水 → これも、おいしい

日の丸醸造(株) まんさくの花 → やっぱり、おいしい

秋田清酒(株) 刈穂 → うん、おいしい

木村酒造 福小町 → おいしいです

感想は全部おいしいになってしまう。あまり難しいことは言えないしわからない。あまり詳しくはお酒を知らないので。贅沢を言わせてもらえるなら、燗酒で飲んでみたかったということくらい。

ほかにも、すすめてもらったもの全て、飲んでみました。

そして、特に気に入った茨城の野村醸造(株)の「紬美人」を買って帰ることに。
http://www.tsumugibijin.co.jp/tumugibijin%20top.html

日本酒は好き。好きです、日本酒。と、あらためてラブコール。

また行ってみたいです。

あ、それから、知らないひとにお手製のマイ猪口を自慢されましたが、あのひと一体だれだったんでしょう。

1日で100回カウント!

やっとのことで昨晩、このブログに「アクセスカウンター」をつけました〜☆

ちょうどいちにち経ちましたが、アクセス数100を超えてます♪

びっくりです。みなさま、読んでいただきありがとうございます!

TRCライブラリーアカデミー「インターネット時代のライブラリアン2008」講師の岡本さんがきっかけを与えてくださったことにほんとうに感謝しています。

さらに、同講座の受講生のみなさんがいてくださるからこそ、なにか面白いものをみつけて書こうという気になります。

これから先、このブログを楽しいものにしていけるように、できるかぎりの工夫をしていくつもりです。

どうぞよろしくおねがいします!

新入生ガイダンスで拍手をもらう!

いまの職場に来て2年目(正確には1年半経過)。今年度の新入生ガイダンスをはじめて担当することになりました。

教員免許も持っておらず、ただでさえ人前で話をするのがニガテなわたしは、このガイダンスがだんだん近づいてくることを、とてもおそろしくおもっていました。

50分授業×7クラス!3日間のスケジュールのなかの2日目は、3クラス連続!ほぼ150分続けて話すなんて、生涯初のことです。

ガイダンスのための、図書館利用案内の作成も、時間がかかってしまい、前夜かなり遅くまで作業を続けました。印刷した紙をひたすら半分に折り続けるという、地道な作業。

そのあとで一緒に働く先輩にみてもらったリハーサルは、本当にもうだめな感じで、あした実際に41人の生徒たちが来て大丈夫なんだろうか、と、不安でなりませんでした。

そんなわたしに先輩がくれた励ましのことばは…

「大丈夫、そうはいっても、八十二の瞳がみんな先生のほうをしっかり見てるから」

…いつものこととはいえ、Sッ気全開の先生の発言に不安は募るばかり(笑)。

ガイダンスは、
1.図書館についての紹介
  図書館での調べもののしかたと、請求記号のはなし
2.利用者カードの作成
3.調べものクイズ(1の内容を踏まえて)
という流れで進めていきます。

ガイダンスが始まりました。朝は声が大きく出にくかったり、手順を間違えてしまったり、大事な締めのあいさつの最後にかんでしまったりと、常に反省の連続でした。特に4クラス目が中だるみというか、気が抜けてしまいました。

こんな感じで、やっと迎えたガイダンス最終日の最後のクラス、F組。大きい声を出すことへの抵抗がなくなり、生徒たちの顔もしっかり一人一人見られるようになるなど、余裕もでてきて、話すということを楽しめました。

そしてなんと、F組のみんなはガイダンスの終わりのあいさつのあとで、拍手をしてくれたのです!といっても、お調子ものっぽい生徒がノリで拍手をしたのに、ほかのみんなが乗ってくれたという感じなんですけどね。

びっくりしました。でも、うれしかったな〜。なぜただの授業で拍手なんだという謎は残りますが(笑)。

話すこと、に対するニガテ意識、かなり吹き飛びました!

あぁ、仕事がんばろう。これから図書館便りの内容考えなくちゃ!

ライブラリー・ホテルに泊まりたい

レモニー・スニケット著「世にも不幸なできごと」シリーズの『最後から二番目の出来事』の大団円ホテルのモデルにもなっているという、The Library Hotel

ニューヨークには行ったことがないけれど、ニューヨーク公立図書館からも歩ける距離にあるというし、泊まってみたいです。写真を見て、そうおもいました!

以下のサイトの「バーチャルツアー」というところを見てみてください。

http://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g60763-d224221-Reviews-Library_Hotel-New_York_City_New_York.html

SLAスキルアップ講座に参加

国学図書館協議会が行っているワークショップ、「必ず読まれる図書館だよりをつくる」に参加しました。

講師は、日本新聞博物館製作マネージャーを務める神野峯一 さん。新聞記者として活躍されていた講師の神野さんのお話は、とてもためになりました。

文字や写真の配置など「読ませる」ためのテクニックってあるんだなぁと学習。

図書館報作りって、発行時期がはっきりとは決まっていないため、ついつい怠けてしまうんですが、今年度は昨年度より発行頻度を多くしたいです!

わたしが担当した号は、全文このブログに載せてもいいのかなっておもったりしているところです。

横芝光町立図書館に行ってきました!

shiroku2009-03-26

ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2007で優秀賞に選ばれている千葉県の横芝光町立図書館に行ってきました!

横芝光町立図書館は、ブログやホームページでの活動が高く評価されているのですが、図書館そのものをみるのも大切かとおもい、こちらで働くSさんに案内していただきました。

郊外にある図書館に行っておもうこと。建物全体の造りが広々としていて、公園のなかなど緑が多いので心地よい雰囲気です!

あとは、駐車場スペースが広く取られていて、生活スタイルの違いを感じます。

【館内へ】
さて、入口をすすんでまっすぐ行ったところが児童コーナーになっていて、そこがまず目立つという意味では「顔」になっています。

ただ、残念なのは、入口から図書館へ向かう途中の照明が暗いこと。せっかく展示コーナーがすてきなのに、まったく目立ちません!春の訪れを感じさせる児童書や、絵本「はらぺこあおむし」の大型絵本の穴に、あおむしのぬいぐるみが通してあったりして、かわいいのに。

館内は明るく、くつろげる雰囲気です。

【貸出冊数無制限!】
いま、どの公共図書館でも、かりられる冊数って増えているわけなのですが、それにしても……
貸出冊数 ひとり 何冊でも
というのを見ると驚きます!
こちらの図書館もそうなのですが、いま全国に貸出冊数無制限の場所ってどのくらいあるんだろう。

【児童コーナーにトトロあふれる】
子どもの本のコーナーで利用者を出迎えてくれるのは、「となりのトトロ」に出てくる大トトロの、ほんとうに大きなぬいぐるみです。

なかに進んでみると、もう無尽蔵な感じで小型のトトロだらけ。
せっかくなので正の字でトトロをカウントしていたら、
「トトロを数えるひと、初めてみました(笑)」と、Sさん。
でも、これは絶対、生えているとしか思えない。次に来たらまた増えているに違いないんだ(笑)。
結果、13体(大トトロ12:中トトロ1)、でした。

トトロばかりではなく、くまのパディントンピーターラビットのぬいぐるみがあったりと、児童書に登場するキャラクターとリンクさせた展示が目を引きます。

【生活の本のコーナーが探しやすい】
料理や植物、インテリアなど、生活にかかわる本がひとつのコーナーにまとまっているのもすてきでした。
日本十進分類法の規則に従うと遠くに並ぶことになってしまう本でも、利用するひとのことを考えて、近くにまとめる。とても便利です。
書店などのコーナーづくりの感覚に近いかもしれません。

【ブログとHPの紹介】
Twitterを使っての所蔵本の紹介などといった、図書館の活動を紹介するブログ
http://blog.goo.ne.jp/hikari_library
ホームページも盛りだくさんの内容!
http://www.library.yokoshibahikari.chiba.jp/


帰りに、匝瑳市八日市場図書館にも立ち寄りました。
http://www.library.sosa.chiba.jp/
建物のかたちと、おもしろいテーブル、あとはやはり広い駐車場が印象に残りました。

案内をしてくださったSさん、ありがとうございました!