工夫されたOPACを使ってみた感想

事例紹介(1)より

日進市立図書館 http://lib.city.nisshin.lg.jp/

こちらのOPACについてまずおもうことは、ことば使いの分かりやすさだ。
トップページの「詳しく検索したい方はこちらから」にしても、
「詳細検索」とだけ書いてあるのとでは印象が違う。

「今度読みたい本」というのもいい。機能はもちろんのこと、まずことばそのものが。
どういうことばがいいか、慎重に吟味した感じがする。

書影があることで、一度書店で見たことがあるなど、あいまいな記憶からでも本が探しやすくなる。
装丁が良いから読んでみたくなるということもあるはずだ。

アフィリエイトの問題をクリアして、多くの公共図書館でも取り入れてほしいとおもう。

事例紹介(2)より

東京経済大学 http://www.tku.ac.jp/~library/

日進市立図書館を見たあとだからか、「クイックサーチ」ということばさえ分かりにくく思えてしまう。
大学だから平気ですかね。

「館内資料配置図」や「新聞リスト一覧」も、便利。

肝心の「利用者レビュー」。教員や学生が書いた本のレビューが読めるというのは、

Amazonの書評などとはまた違い、交流を持ち得る距離感のひとの意見であるから、
ぐっと面白みも増す。
名前を記入していくやりかたの貸出カードのように、「あ、またあのひとが先にこの本を読んでいる」
なんてことがあったりするかもしれない。

事例紹介(3)より

想−IMAGINE Book Search http://imagine.bookmap.info/

数年前に、はじめて「新書マップ」を見たときは本当に驚いた。
書影と言ったら書店でいうところの平積みされている状態、
表紙だけが見えるというのに慣れていたが、まさか背表紙と来たか!と。
確かに、実際本を選ぶときは、背表紙を見ていることが圧倒的に多いわけなのである。

Amazonなどでもそのうち、斜めから表紙と背表紙を同時に、立体的に写せるようになったりするかもしれないとも思う。

公共図書館などでも、自分の予約している本などが本棚に並んでいるように表示されたら楽しいだろう。

長い文章で検索できるというのは、とても面白いのだが、
まだよく使い方がつかめない。ヒット件数もとても多くなってしまうし。
なにか上手に使える方法はないものか。