ライブラリアンのちから

「ライブラリアンはBINARYの夢をみるか」
http://miffy-capybara.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-9052.html
でも紹介されていましたが、
京都市伏見区の醍醐図書館でのサービスが利用者に好評だという記事が
1月30日の京都新聞に掲載されています。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009013000041&genre=K1&area=K1I

図書の表紙に紹介文を張り付けたり、絵本を冊子で紹介しているんですね。

ここで思い出すのは、書店でのPOPがきっかけで脚光を浴びることになった
ちくま文庫外山滋比古著『思考の整理学』!
盛岡の書店員、松本大介さんの手書きPOPはとても印象的で、
皆さんも見覚えがあると思います。
http://www.chikumashobo.co.jp/special/shikounoseirigaku/

このPOPをきっかけに2007年に筑摩書房で一番の売上を記録する程になりました。
外山滋比古さんとの対談も実現するなんてすばらしい!

書店員のちから、ということでいえば、
真っ先に浮かぶのは本屋大賞
http://www.hontai.jp/
審査方法なども含め、新しい文学賞のかたちです。
最近は本屋大賞発のフリーペーパー「LOVE書店!」も本屋さんでよく見かけます。
毎号なかなか楽しい内容です。

ユゴーの不思議な発明』という、とても面白い本があるのですが、
この本が受賞している賞のうち、2つに図書館が関わっています。
アメリカの図書館員、書店員の審査と読者投票で選ばれるクィル賞を2007年度に受賞し、
アメリカ図書館協会が、アメリカで出版されて絵本の中でもっともすぐれたものに贈らるコールデコット賞を2008年度に受賞しました。

日本の図書館員も、みんなで集まって何かできると面白いですね。

書店員さんは、メディアで注目を集めたり、著作があったりすることがよくあります。

わたしの尊敬する書店員さんは、なんといってもジュンク堂書店の田口久美子さん。

ありがたいことに名前も覚えていただいていました(最近は店頭でお会いしていないのでどうかな?)。

田口さんの著書「書店風雲録」などは、とてもためになります。

有名図書館員、名物図書館員など、ばんばん出てきて欲しいと思います。