本のあつまるところ@メディアセブン

川口市立中央図書館の7階にあるメディアセブンで行われている
とても面白そうなイベントを発見しました。
http://www.mediaseven.jp

残念なことに、全6回のうちの3回は終了しています!

トークセッション 本のあつまるところ

第一回 2008/11/20 都築響一さん(編集者)

第二回 2008/11/27 幅允孝さん(BACH代表・ブックディレクター)
http://www.bach-inc.com/concept.html

第三回 2008/12/11 江口宏志さん(「ユトレヒト」代表)
http://www.utrecht.jp/

これまでにない新しい本との関わりかたについて
あらためて考えるチャンスだったのかもしれないと思うと
行けなかったことがほんとうに残念です。
BACHは最近とても気になっていたのに! 

残り3回はこちらの方々

第四回 2008/1/29 松本弦人(グラフィックデザイナー)

第五回 2008/2/5  財津正人さん(ブッククロッシング・ジャパン代表)

第六回 2008/2/26 桂英史さん(東京藝術大学准教授)

「世界中を図書館に」という合言葉のもと、街なかに本を放置し、
それを偶然手にしたひとに読んでもらうという「ブッククロッシング」の活動には
前々から興味を持っていました。

http://www.bookcrossing.jp/

物としての本の魅力について、このブログではもっと深く考えていきたいです。

第2回講義でおもったこと

TRCに到着して机のうえをみると、
国立国会図書館のレファレンス共同データベース事業の
パンフレット(リーフレット?)が2種類、置いてあった。
葉っぱのイラスト(顔が葉っぱで服を着ている)が、かわいい。
ひとを惹きつけるために、かわいいは大切だ。
http://crd.ndl.go.jp/jp/public/


デジタルとアナログをいかに融合させていくのかについて
どうしても考えてしまう。
発言の機会がせっかくあったのに、
うまく言えなかったという気持ちがあるので、反芻します。
物としての本、空間としての図書館について。


資料のデジタル化が進み、図書館に足を運ばなくても、
必要とする情報が得られるようになるということは、とても便利なこと。


だが一方で、場所の持つ力というのも確かにある。


先日、新宿のルミネエストに行き「@コスメストア」という店を見つけた。
化粧品の口コミサイト、「@コスメ」のなかで人気の商品が実際に試せる場所だ。


過去においては、現実のつながりでしか起こり得なかった口コミという現象を、
インターネット上でも行おうとする「@コスメ」は、わたしの周囲でも結構人気がある。
ここで情報を仕入れて、それぞれの化粧品が売っている場所に行くなり、
そのままパソコン画面で注文するなりすればいい。


でもそれだけでは足りない部分も出てくる。
そこで、ウェブというフィルターに一度通してから、
リアルな空間に反映させる。
そうすることで、あらたな可能性が見えてくる。


アナログの資料がデジタル化されることにより、役割を完全に奪われるわけではなく、
デジタル化されたものから、逆にアナログ的なものに生かせるヒントを
得られるはずだ。


実際に、人気のブログやケータイ小説が書籍化されることからも、
アナログの魅力、美点というものがあるのが分かる。


講義のなかで岡本さんがまとめられていたように、
どちらが良い悪いと、優劣をつけるような事ではないとおもう。


それぞれの良さを生かせるように、
どちらにも神経を研ぎ澄ませて反応ができるライブラリアンになりたい。


ところで、これはWebと図書館の関わりであって、
Web2.0と図書館についての話題ではなかった。


Web2.0が図書館/ライブラリアンにどのようなインパクトを与えるのか?」
という論題まではわたしにはたどりつけない。


しまった!そうだった!とそこにインパクトを受ける!


いよいよ分からなくなってきた。
一度分からない状態でもがいてみよう。
まだ4回、講義もある。
そのまま溺れてしまわないよう、気をつけます!